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サイクルモード2005レポート(前編)

 11月12(土)、13(日)に幕張で行われましたサイクルモードに行って来ました。大阪でも19日(土)、20日(日)に行われますので、関西圏の人、幕張に行きそびれてしまった人は今週末行ってみてはいかがでしょうか。
 まず、驚くのが、ほとんどの自転車(完成車価格で20万円以上はするもの)に乗れること。自転車が全て試乗に出てしまい、ブースに自転車が残っていないという所もあったほどです。会場にはMTB用に砂利道、階段、ジャンプ台があり、各車の違いがある程度わかる様になっています。
 今回の試乗で一番のお気に入りはUN AUTHORIZEDECSTASYJohn Blaze
サイクルモード2005レポート(前編)_e0063242_1732451.jpgDIATECHホームページより転載。乗るのに夢中で写真を撮り忘れてしまいました。

非常に素直な乗り味でプッシュも入れやすい。実際にこれらでレースをしている増田直樹選手によると路面の良し悪しで使い分けているという。砂利が浮いているような大抵の4XコースではECSTASYの方がしなやかなため、トラクションを掛けやすく、曲がりやすいという。John Blazeは堅めのフレームで、きれいな路面では有利だが、どちらかといえば上級者向けとの事。また、増田選手のECSTASYについていたUN AUTHORIZEDの48歯のリアハブが気持ちよかった。現在、生産は工場の都合で休止しているようだが、早期の生産再開を強く希望したい。
 そして、高松健二選手(ブログもおもろい)が立ち上げたINZISTも気になる存在。
サイクルモード2005レポート(前編)_e0063242_1740247.jpgまだ、プロトタイプの段階で、タイヤクリアランスやチェーンクリアランスなどはもっと余裕を持たせるとの事。EASTONのダブルバテッドパイプを使用。シートステイには装飾を施したガセットを入れる予定。上記のECSTASYもそうだが、フロント堅めで、リアがしなやかというのが、日本の4X用フレームとしてはいいようだ(海外はダウンヒルばりのドロップオフがあるのでフルサスが主流)。

 あと、何気に好印象だったのがパナソニックのチタンMTB。とにかく持った瞬間から「軽い!」。予想に反し、思いっきり立ちこぎしてもフレームがよれる感覚は少ない(いくつか乗ったクロモリフレームはグニョグニョで自分にクロモリは合わない事が解った)。とにかく、漕いでもプッシュを入れても前に出る感覚が強い。程よいバネっぽさが非常に良かった。これで4Xってどうなんでしょ?

サイクルモード2005レポート(前編)_e0063242_17584058.jpgゲイリーフィッシャーのPhD。ダートジャンプ用。実物は迫力があるなぁ。絶対に破壊不可能。その前に体がバラバラになるだろう。

サイクルモード2005レポート(前編)_e0063242_1841647.jpgキャノンデールのグラシアDH。カッコイイ!!セドリック・グラシア本人使用のもの?このレプリカは日本市場には一体いくらで投入されるのだろうか?

サイクルモード2005レポート(前編)_e0063242_19373722.jpgFELTの子供用24インチロードレーサー。かなり本格的。値段も本格的。今後FELTはロードのブランドイメージで攻めて行くそうです。FELTの赤は非常に綺麗です。

 12日(土)終了後の豪華イベント(といっても自然にノリで始まったのですが)。各ジャンルのプロ選手がタキザワの最高速チャレンジに参戦。
サイクルモード2005レポート(前編)_e0063242_18145924.jpgこの日の最高速は71.6km/hを出したUN AUTHORIZED増田直樹選手(2005年全日本選手権4X 2位)。

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↑DHからはHONDA井出川直樹選手(DH2005年Jシリーズチャンピオン)と内嶋亮選手(2005年全日本選手権DH日本チャンピオン、Jシリーズ2位)。70km/h台に乗せ、ダウンヒル選手は漕ぎのパワーがあることを見せつけた。
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↑XCからTREK野口忍選手(XC2005年Jシリーズチャンピオン)とGARY FISHER小笠原崇裕選手(XC2005年Jシリーズ3位)。非常に綺麗な漕ぎで記録が期待されたが、60km/h台中盤の記録。しかし、この速さを延々と持続出来そうな安定感があった。
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↑カリスマ高松健二選手(SMX主催者, INZIST)。1回目のチャレンジは60km/h中盤という記録で納得いかず、再チャレンジ。普段からシートに座っていないんだから、こんなもの取ってしまえとシートを外してしまった。本当におもろい人だ。70km/h台に乗せ御満悦だったが、やっぱり一番になりたかったようだ。

 後編はビデオ主体です。もうしばらくお待ち下さい。