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JシリーズDH@白山瀬女 2011

確定なのかどうかは分かりませんが、瀬女で走れるのは今年で最後との話があったので、当初は出るつもりがなかったものの、突如参戦してきました。
数年前にグレッグ・ミナー選手へのインタビューのために訪れたことはあったのですが、その時は飛行機で当日入り&撮影のみだったので、車で行くのもコースを走るのも今回が初めて。

初めてのコースで当日入りは危険なため、有休を取り金曜から入る事にした。木曜日、なんだかんだで早く上がることが出来ず、22:30頃に会社を出る。24:00就寝。2:00起床。2時間の仮眠で出発した。
白山スーパー林道を通るコースが距離的には近いものの高額な通行料および通行時間に制限があるため、一般的な関越→上信越→北陸道のコースで行くことにした。真夜中の高速は交通量が少なく快適だ。しかし、2時間の仮眠では眠い。休憩を取るのは新潟に入ってからとしていたのでガマン(あまりガマンすべきじゃないんだが)。もっと日本海に近づいてから休むつもりだったが、耐えきれず群馬の山越えをしてしばらくしてから休憩。
上越に近づいた頃、夜は明け、同時に度々雨に見舞われた。日本海沿いをしばらく走った。本当に近づいているのだろうか…そんな事を考えながらSAに入り休憩。1時間以上寝ていたようだ。とりあえず、頭も冴え再出発。雨は降ったり止んだり。瀬女の路面状況が気になる。ようやく高速を降り、一般道へ。前回来た時も通った道だ。確実に近づいている。道には森喜朗の膨大な数のポスター。この辺の人々にとっては英雄なのだろう。

で、11時くらいに到着。残り時間はあまりないが、走れるだけ走ろう。既に走っている人の様子を見るとドロドロだ。ただ、タイヤは高速区間があり、そこは乾いているためマッドタイヤは避けた方がいいかもとのこと。面倒なので、いつものミニオンで。ゴンドラだが、バイクを引っかけるのが難しい。みんな載せるのに時間がかかってしまうため、ゴンドラは大渋滞だ。山頂に着く。すぐにスタート台だ。急なゲレンデを駆け下りる。「なんだ、以外に簡単じゃん」こんな認識はすぐに打ち砕かれた。シングルトラックに入ると路面は滑りやすく、段差はどこもえぐれており、勢いを付けてジャンプしないと引っかかって前転しそうになる。第1シングル後半は本番まで降車してしまった。また、ゲレンデに戻るが、とにかく急&ガタガタで大変だ。しかし、こんな所をハードテールで下っているキッズも居るのだ。スゴイ…。スポーツクラスはブナ林は回避するようになっているが、えぐれた段差やタイヤ一本の深く掘れた溝などでシングルトラックは生きた心地がしない。ゲレンデに戻ってきても油断は出来ない、最後の緩傾斜の手前の急坂が泥祭り状態。ホイールのリムよりも上まで沈んでしまう。轍にハンドルが取られまともにラインが選べないどころか、途中のクランクはえぐれた段差付きの嫌がらせとしか思えない状態である。何とか麓まで戻って来てもゴール手前も田んぼ状態でなかなか前に進まない。ゴールまで漕ぎきらねばならない。
ゴンドラが渋滞していたこともあり、結局、試走は2本しか出来なかった。初日の片付けをしていて思ったのは、ここはスキー場のはず。ブレーキの付いたMTBならなんとか降りてくることが出来るが、スキーやスノボでどうやって降りてくるんだ?というかリフト降りてから滑れるような場所ってあったか?と思った。この感覚は当たっていたようで、難度が高く上級者しか滑れないから、経営が大変な事になっているとの事。スキーやスノボでもあの狭い最後のクランク付き急坂を下りなければならないなど地獄だ。
昼飯はスキー場の石窯ピザで。コレは激ウマ!今まで食べたピザの中でNo.1です。お薦めです!
で、宿は金沢学院の研修所。ごはんはおいしく、ボリューム満点。ただ、決して安い料金ではないのだし、ドライヤーだけは置いておいて欲しかった。

レース当日。風が強く。メチャクチャ寒い。相変わらずゴンドラは大渋滞で試走は1本のみ。で、レース本番。レースになるとアドレナリン出ちゃうね。ペースが自然に上がってしまう。で、第1シングル、最初の難関はクリアしたものの、なんでもないところでぶっ飛んだ。ここで、早速後続に抜かれる。ゲレンデではそれなりに飛ばせたが、シングル内はグダグダ。何人にも抜かれ。また転ぶ。最終的に5人くらいに抜かれただろうか?最後の急坂の手前でなぜかぶっ飛ぶ。最後のドロ急坂は足を着きながらも転倒せずにクリア。1人抜き返す。緩斜面で漕ぎすぎてリアを滑らすも大事には至らず最後まで漕ぎきった。
結果は8分台と惨憺たるものだったが、3度転倒しながらも指にはダメージがなかったので、まあ良しということで。次があるなら、6分台に入れたいものだ。
富士見しか走った事がないので、富士見大変じゃんなどと思っていたが、瀬女は想像を遙かに上回る難コースだった。これでブナ林があったらとんでもないことになってしまっただろう。
そして、毎回ビリに近い成績ながらも3戦も出てしまったので、ポイント的にどうやら来期は自動的にエキパ昇格らしい?いや、普通にスポーツクラスでいいんですけど…

エリートクラスは九島勇気選手 KHS/重力技研が初優勝!世代交代の波は確実に来ている感じですねぇ。